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April 18, 2005

善通寺はもっと地下水を活用すべきでは


 地下水の活用を 

  善通寺の水道の場合、現在の急速濾過方式に代わって緩速ろ過方式へ移るよりも、
地下水を活用するのがベストではないかと考えています。
  
  善通寺は地下水の豊富なところです。

 現在、市水道の内、市街化地域には地下水が配水されています。
5つの地下水源を使って、香川用水とブレンドした地下水が配水されています。
ですから、この地域の水道水は比較的おいしいのです。
ただし、西条の方から引っ越してきた方からすると
「善通寺の水のまずさに驚いた」となる程度においしいに過ぎませんが。
ということは、地下水プラス香川用水が行っていない地域、
買田池の水が配水されている地域の水のまずさが
並はずれて悪いということでしょうか。

 善通寺は地下水が豊富なはずです。
市の北部に位置する多度津町、水道は地下水です。
また、そこには金陵とい酒造メーカーが越してきて、地下水を使っています。
善通寺は、その昔、陸軍の11師団がありましたが、
それがこの地にやってきたのも、豊富な地下水があったからです。
当時使っていた井戸が今も残っています。

 ところで、この地下水、どれも、地下十数㍍の浅井戸です。
ある業者の話では掘削費用は1㍍1万円くらいだそうです。
それも、水が出なければお金は取らないとのこと。
あと十数本くらいも掘れば、善通寺の飲み水はすべて確保できるのではないのでしょうか。
そんなに多くの井戸から水を汲み上げると地下水が枯渇する、
というのであれば、深井戸を掘ればいいでしょう。
深層地下水はどの地域にも十分いあるそうです。
地下水は適度に汲み上げるのがいいのです。

  地下水は夏は冷たく、冬は暖かい。
それに、どんな浄化法よりも自然の本物の浄化ですから水がうまい。
その上、なによりも安全な水が得られます。
病原菌フリーです。
ですから塩素消毒をしなくてやれる可能性もあります。
水道法適用の施設だと塩素を入れないわけにはいきませんが、
小規模の簡易水道を多く作れば、塩素なしでおいしい水が飲めるます。
トリハロメタン=発ガン物質の生成なしの水が飲めるわけです。

 さらにまた地下水はコストが格段に安いのです。
水道料金も20㌧あたり多度津は地下水を使っているので、
一昨年までは2,400円くらいでした(現在は値上げしていますが)。
現在、市の原水原価は、20㌧当たり地下水約160円、
買田池約1,200円、香川用水約1,800円です。給水単価3,500円です。
全て地下水に切り替えたら、原水のコストだけでも20㌧当たり約1,000円、安くできる計算になります。

 臭い水を飲んでいる地域では浄水器を使って飲んでいる人が多いようです。
ある喫茶店などは三十数万円もする高価な浄水器を使っているとの話しです。
市民は臭くない水を飲むために多くの出費を強いられています。

おいしくて、安全で且つ安い水、それは地下水の活用です。

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April 12, 2005

善通寺市の水道について

 
善通寺の水道水

 安全でおいしい水は
   不可能か?

善通寺の水も都会並みにまずい
昔、都会で暮らしていた頃、水を飲むのに手間暇かけ苦労して水を飲んでいた。
水道水をヤカンに酌(く)んで沸騰させる。
沸騰してから数分間そのまま沸かし続ける。
十二分に沸騰させていない水は飲まない。
生水を飲むこともしない。
生水は臭くて、まずいのである。
また、水道水に含まれる塩素が発ガン性物質を生じさせると知っていたので、
ガンにはなりたくないと念入りに煮沸して、
発ガン物質を飛ばして飲むよう気をつけていたのである。
当時、ペットボトル水や浄水器はまだ十分に出回っていなかったし、
手近にあったとしても、それを買うには貧乏すぎた。

水はどの食べ物よりも大事なものである。
1ヶ月間、断食はできるが、その間水分を採らないではいられない。
いかに強靱な人でも、そんなに長期間水分なしで生き続けられる人はいない。
水は飲むだけでなくご飯を炊くにも料理をするにも使う。
毎日どの食物よりも大量に体に取り込んでいる。
水は生きるために最も大切なものである。
水は生活の最も重要な「財」である。
都会暮らしはこの「財」に恵まれない。
自然豊で、おいしい水が飲める田舎暮らしがうらやましかったものである。

善通寺に帰ってきての水はうまかった。うまいだけではない。
風呂に入ってもカルキ臭さがない。夏はひんやりとし、冬は暖かい。
我が家は昔ながらの井戸水を使っていたのである。
田舎暮らしの幸せを実感したものだ。
しばらくして、火事のためアパート暮らしを余儀なくされた。
風呂を沸かすとカルキ臭(しゅう)がプーンと鼻を突く。時期によっては、
顔を洗う時にも臭(くさ)い。
善通寺の水も都会並みに臭いのである。
この臭い水、市の全ての地域がそうであるわけではない。
市街地部分、西部・大麻地区あたりは臭くない。
そこには、地下水と香川用水のブレンド水が配水されているので、
まずまずの水と言える。
問題なのは買田池の水が行っている地域である。
吉原、筆岡、下吉田、稲木、木徳、原田、金蔵寺、与北地区あたり、
市の周辺部の地域がそれにあたる。
この臭い水をこの地域の住民は二十年以上にわたって飲み続けている。

 
  水道事業民間化を考える前に
   すべきことがあるのではないか

昨年の夏、市は水道の民間化を打ち上げた。
水道の民間化は全国初の試みであると新聞は大きく報じた。
当初、今年の三月頃までにはそのめどを立てると言っていたが、
3月の予算審議での答弁では、いま少し検討の必要ありへと、軌道修正をした。
そして、17年度の予算では民間化への調査をするために(コンサルタン会社への調査費)
委託料400万円を計上した。
 思うに、いま最優先されるべきことは民間化への調査研究なのだろうか。
その前に、やるべきことがあるのではないか。
つまり、「安全でおいしい水をどう作るか」の調査研究こそ、
優先してやるべきではないのだろうか。

 うまくて安全な水を安くその方法は?

最近は活性炭を使うなどの対策が効いてか臭みも少しは緩和されているようだ。
しかし、おいしい水と言える代物ではない。
市長は言う「お金に糸目をつけないのであればうまい水をつくれる」と。
高度浄水処理法、
つまり、膜やオゾンを使った浄化法を指しているものと推測される。
はたして、高額の費用をかけなければ、
うまくて安全な水は手に入らないものだろうか。
それはある。その一つは
緩速ろ濾過(生物処理法)
による水浄化である。

 
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  (坂出の緩速ろ過の鴨川浄水場)

緩速(かんそく)ろ過処理法は別名生物処理法ともいう。
水中の小動物や微生物の助けを借りて水の浄化をやる方法である。
山の水や地下水がうまいのは、
その水が自然の力によって浄化されているからであるが、
それと同じことを人工的にやって水を浄化しようとするのが
緩速ろ過処理法(生物処理法)である。
この方法は自然の力を活用しようとするものであるから、
複雑な装置や技術を必要としない。
だから、経費も安くてすむ。
ただ、これの難点は、少しばかり場所を取るということである。
大都会のように土地がない所では難しいかもしれない。
しかし、地方都市には向いている方法であると言える。

05


図2の解説
緩速ろ過方式とはろ過速度をゆっくりにして、
小動物や微生物の助けを借りて水の浄化をやる方法である。
ろ過池に住む小動物や微生物が原水の汚れを食べてしまうのである。
その浄化能力は優れており、
摩周湖やバイカル湖以上の澄んだ水を作ることができる。
また、化学薬品を使用せず、自然の力を用いるので、
おいしい水が得られる。
また、安全性も高い。
1日、4~5㍍の流れのスピード(1時間に約20㎝)での水浄化が可能で、
1000平方㍍(1反歩)ろ過池だと一日に4~5千㌧が浄化できる。
買田池浄水場からの一日配水量は約4~7千㌧なので、
予備池も含めて一反歩のろ過池が3つあれば、
十分にまかなえる。

より詳しくは下記のHPを参照されたい。
http://water.shinshu-u.ac.jp/j_ssf/j_ssftop.htm


この緩速ろ過法に対して、現在ほとんどの所でなされている浄化法が急速ろ過方式である。
これは1日100~120㍍のスピードでろ過するやり方で、化学薬品を大量に使う。
まず原水に凝集剤を添加して汚れを沈める。
次に、それをろ過池に導いて急速にろ過する。
このやり方では、臭みを完全に取り除くのは難しい。
病原菌などの細菌も取り除けない。そこで、最後の過程で塩素を投入して滅菌処理をする。
原水の質が悪い場合は多量の塩素投入となる。
この塩素と有機物が反応してトリハロメタンという発ガン物質が生まれる。
当市の浄水場、買田池の水の浄化もこの急速ろ過方式で行われている。

 なお、この方式では最近問題になっているクリプト・スポリジューム対策も覚束ない(クリプト・スポリジュームとは塩素でも殺菌できない病害虫)
英国の百科事典によると「急速ろ過と塩素消毒では、クリプト及び寄生虫除去は不完全である。
緩速濾過は除去するに最良の方法である」とある。

もう一つ
おいしくて安全な水を作る方法がある
 それは地下水の活用である。

地下水は大地がろ過した水である。
近年、精密工業などの洗浄剤に使われるトリクロロエチレンや
テトラクロロエチレンなどの汚染が問題とされてきているが、それでも、安全でうまい水は地下水が一番いい。
東京、大阪などでは70年代には工業用水の採りすぎで地盤沈下などの問題が生じたが、
地下水涵養に見あうよう適度に水を採れば、問題はない。
いな、むしろ適度に地下水を汲み上げるのは、地下水の涵養によいことなのだ。


地上や海からの蒸散した水が雨となり地上に降り注ぎ、植物の命を育みながら、
海にながれ地下へと浸透していく。
それを人間が地下からくみ出し、植物が吸い上げて、そして天上へと蒸散されていく。
それがまた、雨となり地上に降り注ぐ。
天上、地上(海陸)、地下と水がグルグルと循環する。水のサイクルである。
この水循環の過程で安全でおいしい水を人間が活用する。
大地は壮大巨大な浄化装置である。この循環過程の中で活用する水は最も安全で且つうまい。
さらにまた、コストも安い。善通寺の場合、地下水からの原水価格は1㌧あたり約8円であるのに対して、
香川用水は約80円、買田池で約60円である。

 市には地下水源が現在5箇所ある。
そこから一日約5千㌧の水が汲み上げられ、ろ過の必要もなくそのままで
市街地や西部地区、大麻地区へ配水されている。
この地下水と香川用水の水が混ぜ合わされて供給される。
したがってこの地区の市民は比較的うまい水を飲んでいる。
善通寺周辺は地下水が豊富な所である。
昔、11師団が善通寺に来たのも豊富な地下水があったからとも言われている。
この豊富な地下水のさらなる活用はうまくて安全な水への一番の近道ではないのだろうか。

 地下水はこれ以上取れないのではとの意見もある。
しかし、それは憶測に過ぎない。
仮に、たとえ、現在の地下水はこれ以上取れないとしても、
これは浅層地下水であり、深いところには深層地下水が豊富にあるはずだ。
調査・研究すべきではないだろうか。


 

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